過労で鬱を患う前の元気な自分。
人の5倍速、10倍速で生きなきゃ・・
なぜか、そんな思いが心を支配していました。
そして、毎日
「明日、死んでも良い」
そう思っていました。
それは、満足に生きていたから。
それはもう満足過ぎて、人生に一片の悔い無し(北斗の拳でこんな内容がありましたね・・)
そんな心境でした。
それが、病になるとこんなにも変わってしまうのかと思うほど変わりました。
後悔、恨み、嫉妬、絶望、憎しみ・・・こんな感情で心と思考が渦巻き
どうして自分が幸せで無いのか、そんなことばかりを考えました。
この状態は、心と魂と体が不調和を起こしていて、だから病が発生したと思うのですが、
苦しかった。
ところが、ここ最近になって、病になる前の感覚が出てきました。
生きること、生きている自分への満足感
嗚呼・・
満足するということがこんなにも幸せなことだなんて。
加齢とともに、視力が弱り体力も弱り、
でも、だからこそ
見える喜びと見える神秘を感じ、
体が思うように動かないからこそ動く喜びと動く神秘を感じる。
今まで当たり前だったのが当たり前で無くなって、不自由さが気づきと感謝を与えてくれる。
「生きる」「生き抜いて見せる」この一念が自分に満足感をもたらすことを知っている。
自分の力で生きる幸せ。
誰かとの比較じゃない。
自分が自分の為に生きる。
それが最高の人生なのですね。
Heri SantosoによるPixabayからの画像