滅多にテレビを見ないのですが、夕食時にたまたま付けたテレビで
鶴瓶さんが出演されている番組で、100歳で今もなお現役で仕事をされている方の人生と
生きざまが放映されていました。
今日の放送で、ミカン農家の方でした。
戦争で満州に出兵して帰還してお見合い結婚。
4人の子供に恵まれるも、養蚕業が斜陽化しミカン農家へ転身した。
40歳で、みかん農家への転身。
機械がある時代ではありません。
お金もありません。
リヤカーを使い、みかんの木が大きくなるのに10年かかりました。
それまでは、他の農家へ働きに行ったり、職人をやったりとご苦労されて
やっと、16年が経って収入が安定し始めたそうです。
中村天風の病からの回復も16年、私も回復に16年、ミカン農家のその方も軌道に乗るのに16年。
凄く感慨深く思いました。
そして、取材の「いつが人生の良い時でしたか?」という質問に
「70歳になった時」と答えられました。
理由は、みかんの収穫が安定したのが70歳の時だったそうです。
今は、ひ孫までいらして、四世代で暮らしておられます。
今も現役でみかんの収穫などお仕事をされています。
たばこを吸うのが楽しみとのこと。
何が長寿の秘訣って、本当に人によって違うのでしょうね。
素晴らしい人生って、何だろう。
家族がいて笑顔があって。
かと思うと、佃煮屋さんの女性の方は
結婚してない、趣味が生きがい、と仰っていました。
スタッフの「恋愛はされたのですか?」
「大恋愛したわよ~」が素敵でした。
幸せのお手本、自分のリズムで生きる。
自分の価値は自分で決める。
それが出来ている先人たちの生きざまはキラキラして素敵でした。
良い番組を見て、心がほっこりです。
幸せの形は、人それぞれ、ですね。