古事記

日本の敗戦後、GHQによって教科書から神話が消されました。

日本の国語は、縦書で右から左へと動くはずなのに

このブログもそうですが、横書き(左から右へ)を強制されています。

国を侵略する時は、水と国語を奪うと言いますが、まさに日本は奪われている最中であります。

しかしながら、

言葉の持つ音、音霊(おとだま)と言霊(ことだま)

音の神様、言葉の神様が存在し、我々と共に振動しています。

故に

不本意ですが横書きであっても

日本国の神話を読むことを目的として、今日から古事記を一緒に学んでいけたらと思います。

日本語の美しさ、音の安らかさ、優しさ、そんなことを感じたいですね。

初発(しょはつ)の神々

 天地(あめつち)初めて発(あらわ)れし時に、高天原(たかあまのはら)に成りし

神の名は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。

次に、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)。

次に、神産巣日神(かみむすひのかみ)。

此の三柱(みはしら)の神は、並(とも)に独神(ひとりがみ)と成り坐(ま)して、

身を隠(かく)しき。

天地が初めて現れ動き始めた時、高天原に成った神の名は

天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、

次に、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)。

次に、神産巣日神(かみむすひのかみ)。

この三柱の神は、みな独り神として身を隠した。

古事記の最初の部分です。

最初に現れたのが天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)です。

天地が避けて空間が現れた、天地開闢(てんちかいびゃく)と言われる部分です。

高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)と合わせて

この三柱の神は、造化三神(ぞうかさんしん)と言われる神々です。

高御産巣日神(たかみむすひのかみ)の高御(たかみ)は尊称、産巣(むす)は生産や生成を表し、日は霊力を指し、偉大な生成の霊力を持った神として尊崇されています。

次に、神産巣日神(かみむすひのかみ)。

神は褒める意味を表し、産巣(むす)は、生産や生成を表し、日は霊力を指す。

高御産巣日神(たかみむすひのかみ)を男性的神格(陽)

神産巣日神(かみむすひのかみ)を女性的神格(陰)とする説もある。

高御産巣日神(たかみむすひのかみ)が高天原の中心的存在なのに対し

神産巣日神(かみむすひのかみ)は出雲の国にまつわる神話に登場する。

皆さん、おむすびって言いますよね。

おむすびの言葉は、この産巣日(むすひ)の神様から作られた言葉ですよ~

独神(ひとりがみ)と言うのは、配偶神のいない神様ということですね。

無から有を生み出したい時は、「産巣、むすむすむす~~~」と言うと

叶うかもしれませんよ。

Stefan SchweihoferによるPixabayからの画像

古事記、古事記に関する内容については、こちらの本から抜粋しております。

小学館 古事記

株式会社 カンゼン 日本の神々 完全ビジュアルガイド