日本は、ずっと戦いの後は敵兵をも手厚く弔った。
そもそも戦いとは何か。
それは拮抗する力、もしくは自分よりも強い力に立ち向かうことを言う。
例えば、赤ちゃんと戦う、とはならないことを考えても、自分より明らかに弱い者とは戦いにならないのである。
とすれば、戦いとは命を懸けたものであり、両者とも死に物狂いで挑むものである。
故に、敵であっても敵に対して敬意が生まれ、どちらが敗れても悔い無しの心境になるのである。
真に強いもの、美しいもの、気高く尊いもの、とは何か
ここに渡辺勝義先生の神道 日本精神文化の根底にあるもの 161ページを掲載する
品格、品性、これは弛まぬ努力でしか作られないものであり、だからこそ美しい。